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【高分配】ネクスト・ジェネレーション(WCM世界成長株厳選ファンド)は本当に「買い」?毎月分配の魅力を徹底検証

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【高分配】ネクスト・ジェネレーション(WCM世界成長株厳選ファンド)は本当に「買い」?毎月分配の魅力を徹底検証

【高分配】ネクスト・ジェネレーション(WCM世界成長株厳選ファンド)は本当に「買い」?毎月分配の魅力を徹底検証

はじめに

ネクスト・ジェネレーション(WCM世界成長株厳選ファンド)」は、成長性の高い企業に投資するアクティブファンドとして注目を集めています。

毎月分配型という特徴や、比較的高額な手数料にもかかわらず高リターンを誇ることから、投資家の間で人気が高まっています。

私としては、昨年の実績を踏まえると手数料は約3,000円程度あり、10,000口程度でそれだけの分配金を手にできるのであれば十分許容できる水準と考えています。

とはいえ、投資判断にはあらゆるリスクを考慮し、総合的に評価することが大切です。

本記事では、分配金実績や運用成績、手数料の観点から「ネクスト・ジェネレーション」への投資を検討する際のポイントをご紹介します。

 


分配金実績

最近の分配金実績は下記のとおりです(2021年11月~2025年2月までの主なものを抜粋)。

決算日 分配金 落基準 前日比
2025年2月25日 300円 12,124円 -677円
2025年1月27日 400円 13,082円 -464円
2024年12月25日 400円 12,894円 -340円
2024年11月25日 400円 13,228円 -303円
2024年10月25日 200円 11,845円 -128円
2024年9月25日 200円 10,852円 -162円
2024年8月26日 100円 10,398円 -188円
2024年7月25日 100円 10,416円 -576円
2024年6月25日 200円 11,028円 -266円
2024年5月27日 200円 11,212円 -16円
2024年4月25日 100円 10,551円 -100円
2024年3月25日 100円 10,744円 -175円
2024年2月26日 100円 10,180円 66円
2021年11月25日 100円 10,421円 -46円

これらの実績からわかるように、最近は300〜400円の分配金が頻繁に出ています。

毎月分配型のファンドとしてはかなり高い水準と言えるでしょう。

分配金が安定している一方、直近の基準価額は下落する日もあり、分配後の基準価額(落基準)が下がることもしばしば見受けられます。

ファンド概要と特徴

ファンドの基本情報

項目 情報
ファンド名 WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)
愛称 ネクスト・ジェネレーション
設定日 2021年10月13日
償還日 無期限
ファンド休日 2/17、4/18
決算日 毎月25日
クローズド期間 ---
設定来高値 13,546円 (2025年1月24日)
設定来安値 6,740円 (2023年1月4日)
約定日 買付申込日の翌営業日の基準価額
申込単位 スポット購入:100円以上1円単位 / 積立:100円以上1円単位
締切時間 15:30
売却単位 1円以上1円単位 / 1口以上1口単位
受渡日 申込受付日から起算して5営業日目
NISA 成長投資枠:不可 / つみたて投資枠:不可
分配金コース 受取型 / 再投資型
手数料 なし (販売会社によっては異なる場合あり)
運用管理費用 1.958%(税込)
- うち委託会社分 1.155%
- うち販売会社分 0.77%
- うち受託会社分 0.033%
信託財産留保額 なし
IFA手数料 金融商品仲介業者(IFA)と契約のお客様は別途手数料が適用

運用成績(パフォーマンス)

(2025年2月21日現在のデータ)

期間 リターン(年率) 楽天証券分類平均 リスク(年率) 楽天証券分類平均
6ヶ月 91.56 18.95 22.03 13.00
1年 55.94 15.39 22.03 13.78
3年 25.60 17.66 24.71 16.76
5年 --- 17.61 --- 19.96
  • リターン(年率): いずれの期間でも楽天証券分類平均を上回る高水準
  • リスク(年率): 平均より高く、価格変動が大きい
  • ベータ(β): 1.44〜1.41程度で、市場平均に比べボラティリティが大きい
  • アルファ(α): プラス値を示し、市場平均を上回る超過収益を獲得
  • シャープレシオ(SR): リスクに見合った収益が得られている
  • インフォメーションレシオ(IR): ベンチマークに対する超過収益の効率が高い

総じて、ハイリスク・ハイリターンの特徴がはっきりと表れているファンドと言えます。

ネクスト・ジェネレーションは「買い」?

高分配と基準価額の関係

直近で毎月200〜400円程度の分配金が出ていますが、分配金は基準価額から支払われる性質があります。

分配金をもらっても基準価額が下がってしまえば、資産全体としての価値は変わらない、あるいは減少する可能性もあります。

一方で、高いリターンによって基準価額自体が上昇し続ければ、結果として配当を受け取りながらも資産増加が期待できる点は魅力的です。

毎月のキャッシュフローを重視する投資家には向いている投資スタイルといえます。

手数料が高くても投資する価値は?

ネクスト・ジェネレーション」の運用管理費用(信託報酬)は1.958%(税込)と、他のインデックスファンドなどと比較すると割高です。

しかし、現状ではそれを上回る高いパフォーマンスを示しており、手数料を支払ってでも投資する価値があるという見方もできます。

ただし、将来にわたり同様のパフォーマンスが続く保証はありません。

手数料は運用成績にかかわらず一定額がかかるため、運用が低迷した場合には手数料の負担が重くのしかかるリスクがあります。

投資家の声と筆者の考え

投資家の中には「分配金が魅力的だから買い増しを検討している」「ハイリスク・ハイリターンだが、短期的に大きく稼ぎたい」という肯定的な意見がある一方、「リスクが高いので、基準価額が大幅下落したときに耐えられるか心配」「手数料が高いので長期保有には不安」という慎重な声も見られます。

私自身は、手数料が高い点が気になりつつも昨年の分配金実績が3,000円程度であれば、10,000口ほど保有するのも選択肢の一つと考えています。

安定志向であれば、分散投資やインデックスファンドへの投資との組み合わせも検討するなど、リスク許容度に応じて投資比率をコントロールすることが重要でしょう。

まとめ

  • ハイリターンが期待できるアクティブファンド

    • 楽天証券分類平均を上回るパフォーマンス
    • 市場平均を上回るアルファ、効率的な超過収益を示すインフォメーションレシオ
  • 毎月分配金の魅力と注意点

    • 200〜400円程度の分配金が続いている
    • 毎月のキャッシュフロー確保を狙う投資家に好まれる
    • 基準価額から分配金が支払われる性質に注意
  • 手数料が高めだが、それを上回るパフォーマンス

    • 運用管理費用は1.958%と割高
    • 現状は高リターンで手数料を吸収している
    • 将来も同じように高パフォーマンスを維持できるかは未知数
  • 投資判断のポイント

    • リスク許容度投資目的に応じた検討が必要
    • 手数料、分配金、運用実績を総合的に評価
    • 他のファンドやインデックスとの分散投資も視野に

結論として、ネクスト・ジェネレーションは高分配かつ高い成長力を備えたファンドとして魅力がありますが、同時にリスクと手数料の高さも見逃せません。

私自身は分配金と成長力に期待しつつも、リスクマネジメントを行いながら投資を検討するスタンスです。

最終的にはご自身の投資方針やリスク許容度を踏まえ、慎重に判断してください。


免責事項

本記事は特定の金融商品の勧誘や推奨を目的としたものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任と判断で行ってください。投資にあたっては、必ず最新の販売用目論見書やファンドの資料をご確認ください。