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【2025年】ROBOPRO vs 全世界 vs S&P500…賢い投資戦略は?

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【2025年】ROBOPRO vs 全世界 vs S&P500…賢い投資戦略は?

【2025年】ROBOPRO vs 全世界 vs S&P500…賢い投資戦略は?

先月からスタートしたROBOPROのパフォーマンスをチェックして、改めて全世界やS&P500 などのパフォーマンスと比較してどうなのかを確認した結果、ROBOPROの特徴が見えてきたので、どのように運用していけばいいのか検討してみました。

やはり利益の最大化とリスクの最小化は、私を含めた多くの投資家にとって重要な目標であり、そのための最適な組み合わせや投資配分を知りたいというのは当然の流れです。

今回は、利益の最大化とリスクの最小化という観点から、より具体的な投資戦略、特に組み合わせと投資配分についてご紹介します。

ポートフォリオ最適化の考え方

投資において「賢い戦略」を考える上で重要なのが、ポートフォリオ最適化という概念です。

最近レバラップのサイトで学びました。

これは、複数の資産を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクとリターンをコントロールし、同じリスクでより高いリターンを、あるいは同じリターンでより低いリスクを目指す考え方です。

単純にリターンの高い資産に集中投資するのではなく、異なる特性を持つ資産を組み合わせることで、リスクを分散させ、安定的な運用を目指すことができます。

分散投資の効果とポートフォリオ理論

ポートフォリオ最適化の基礎となるのが、分散投資の考え方です。

異なる値動きをする複数の資産を組み合わせることで、ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑えることができます。

例えば、ROBOPROは比較的安定した値動きをする傾向があり、S&P500は値動きが大きいものの、高いリターンが期待できる傾向があります。

これらを組み合わせることで、S&P500単体で投資するよりもリスクを抑えつつ、ROBOPRO単体よりも高いリターンを目指すことが可能になります。

この分散投資の考え方を体系化したものが、現代ポートフォリオ理論 (MPT: Modern Portfolio Theory) とのこと。

MPTでは、効率的フロンティアという概念を用いて、同じリスクで最大のリターンが期待できるポートフォリオ、または同じリターンで最小のリスクで済むポートフォリオの組み合わせを分析します。

そこでROBOPROや指数に連動した商品はどのような特徴があるのか整理したうえで、最適な投資戦略を考えてみたいと思います。

1. ROBOPROのパフォーマンスと特徴

ROBOPROは、低リスクで安定したリターンを目指す投資戦略として注目を集めています。2020年から2025年にかけてのパフォーマンスは、リターン16.91%リスク14.75%シャープレシオ1.14、そして最大ドローダウン−17.89%となっています。

特徴:

  • 安定性: 最大ドローダウンが小さく、リスク管理が優れています。
  • 低リスク・中程度リターン: 積極的なリターンを追求しつつ、リスクを抑えた運用が可能です。

2. 全世界株式のパフォーマンスと特徴

全世界株式のパフォーマンスは、2020年から2025年でリターン20.07%リスク20.43%シャープレシオ0.98最大ドローダウン−33.71%となっています。

特徴:

  • 分散効果: 世界中の市場に投資することでリスクを分散。
  • バランス型: 中程度のリスクとリターンを目指すため、安定性と成長性の両方を追求する投資家に向いています。

3. S&P500のパフォーマンスと特徴

S&P500は、米国の代表的な株価指数で、2020年から2025年の期間においてリターン24.37%リスク24.46%シャープレシオ0.99最大ドローダウン−33.97%を記録しています。

特徴:

  • 高リターン: 長期的に高いリターンを狙える積極的な投資戦略。
  • リスクが大きい: 他の2つの戦略に比べてリスクが高いため、投資家のリスク許容度が重要です。

ROBOPRO、全世界株式、S&P500の組み合わせと投資配分

それでは、今回のテーマであるROBOPRO、全世界株式、S&P500を組み合わせたポートフォリオで、ポートフォリオ最適化をどのように実現できるのか考えたいと思います。

まずはそれぞれの資産の特徴を改めて整理します。

  • ROBOPRO: 低リスク・中程度リターン、シャープレシオが高い、最大ドローダウンが小さい。安定運用向き。
  • 全世界株式: 中程度リスク・中程度リターン、分散投資効果、バランス型。
  • S&P500: 高リスク・高リターン、高い成長性、積極投資向き。

これらの特徴を踏まえ、リスク許容度別にいくつかのポートフォリオ例を考えてみました。

1. リスクを極力抑えたい:安定重視型ポートフォリオ

  • ROBOPRO 70%
  • 全世界株式 20%
  • S&P500 10%

このポートフォリオは、ROBOPROの割合を高くすることで、ポートフォリオ全体のリスクを抑制することを重視しています。

最大ドローダウンを抑え、安定的な運用を目指したい方におすすめです。

全世界株式とS&P500を少量組み込むことで、ROBOPRO単体よりもリターン向上を狙います。

2. リスクとリターンのバランスを取りたい:バランス型ポートフォリオ

  • ROBOPRO 40%
  • 全世界株式 30%
  • S&P500 30%

このポートフォリオは、ROBOPRO、全世界株式、S&P500を均等に近い割合で組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを取ることを目指します。

安定性と成長性の両方を追求したい、中程度のリスク許容度の方におすすめです。

3. 積極的にリターンを狙いたい:成長重視型ポートフォリオ

  • ROBOPRO 20%
  • 全世界株式 30%
  • S&P500 50%

このポートフォリオは、S&P500の割合を高くすることで、ポートフォリオ全体のリターンを最大化することを目指します。

リスクは高まりますが、高い成長性を追求したい、積極的な投資家におすすめです。

ROBOPROと全世界株式を組み込むことで、S&P500単体よりもリスク分散を図ります。

私は、これにしました。

他にも手を出してはいますが、中心はこの考え方を軸にしています。

4. ROBOPROとS&P500の二軸集中型ポートフォリオ

  • ROBOPRO 50%
  • S&P500 50%
  • 全世界株式 0%

全世界株式を省き、ROBOPROの安定性とS&P500の成長性をシンプルに組み合わせたポートフォリオです。

分散投資の効果は全世界株式を含むポートフォリオに劣る可能性がありますが、ポートフォリオ管理を簡略化したい場合や、ROBOPROとS&P500それぞれの特性を最大限に活かしたい場合に有効です。

全世界の比率は全米株式が多いことを考えるとこのポートフォリオにするのもアリかと思います。

ポートフォリオ例の比較 (あくまでイメージ)

ポートフォリオタイプ リスク リターン シャープレシオ 最大ドローダウン おすすめ投資家
安定重視型 中程度 最小 リスク回避型、安定志向
バランス型 中程度 中程度 中程度 中程度 バランス重視、中リスク中リターン志向
成長重視型 中程度 リターン追求型、高リスク高リターン志向
二軸集中型 中程度 中程度~高 中程度~高 中程度 シンプル志向、ROBOPROとS&P500の特性活用

注意点:

  • 上記はあくまでポートフォリオ例であり、過去のデータに基づいた単純な配分比率です。将来の市場環境によって最適な配分比率は変動する可能性があります。
  • シャープレシオや最大ドローダウンは、ポートフォリオ全体で計算し直す必要があります。単純な加重平均にはなりません。
  • ポートフォリオの最適化には、より高度な分析や計算が必要となります。

最適な投資配分を見つけるために

ポートフォリオの組み合わせと配分比率によって、リスクとリターンのバランスを調整することができます。

最適な投資配分は、投資する人それぞれのリスク許容度と投資目標によって異なります。

最適な投資配分を見つけるためには、以下の点を考慮しましょう。

  1. リスク許容度を再確認: 改めて、自身のリスク許容度を深く理解しましょう。どこまでなら損失を受け入れられるのか、精神的に安定していられるのかを具体的にイメージすることが重要です。
  2. 投資目標を再確認: 何のために投資をするのか、目標金額、達成時期などを再確認しましょう。目標によって最適なリスク水準やリターン水準は異なります。
  3. ポートフォリオシミュレーション: 様々なポートフォリオの組み合わせと配分比率で、過去のデータに基づいたシミュレーションを行い、リスクとリターンの関係性を具体的に把握しましょう。
  4. 専門家への相談: ポートフォリオ最適化は複雑な計算や分析が必要となる場合があります。必要に応じて、ファイナンシャルアドバイザーなどの専門家に相談し、個別の状況に合わせたアドバイスを受けることを検討しましょう。
  5. 定期的な見直しとリバランス: 市場環境は常に変化します。定期的にポートフォリオのパフォーマンスを評価し、当初の投資戦略から乖離していないか確認しましょう。必要に応じて、ポートフォリオのリバランス(配分比率の調整)を行うことで、常に最適な状態を維持することが重要です。

補足:投資配分を決める際のツール

ポートフォリオの最適化や投資配分を検討する際には、以下のようなツールやリソースを活用することも有効です。

  • ポートフォリオ最適化ツール: オンラインで利用できるポートフォリオ最適化ツールの中には、簡単な情報入力で効率的フロンティアを表示したり、最適なポートフォリオ配分を提案してくれるものがあります。(ただし、ツールの結果はあくまで参考程度にとどめ、最終的な判断は自身で行うようにしましょう。)
  • 証券会社のポートフォリオ分析サービス: 多くの証券会社では、顧客向けにポートフォリオ分析サービスを提供しています。過去の取引データに基づいて、リスクとリターンの分析や、改善提案などを受けることができます。
  • ファイナンシャルプランナー (FP) への相談: FPは、個人の financial goals やリスク許容度に合わせて、包括的な финансовый計画 を作成してくれる専門家です。ポートフォリオの最適化だけでなく、 инвестиции全般に関する相談に乗ってくれます。

まとめ:自分にとっての「最適解」を見つける

「利益の最大化とリスクの最小化」を目指す上で、万人に共通の「最適解」は存在しません。

なぜなら、「最適」は個人の価値観や状況によって異なるからです。

重要なのは、ポートフォリオ最適化の考え方を理解し、自分自身のリスク許容度と投資目標を明確にした上で、様々なポートフォリオ例を参考に、自分にとっての「最適解」 を見つけるプロセスです。

これはあくまでROBOPROを活用する際の一つの組み合わせになりますので、最終的な配分はご自分で決めると納得感のある活用ができるかと思います。

今回の記事が、そのプロセスを始めるための一助となれば幸いです。

【免責事項】

当記事は、2025年までの過去のデータに基づいた分析であり、特定の金融商品の推奨や将来の投資成果を保証するものではありません。

投資判断はご自身の責任において行うようにしてください。