
先月、SBIラップの運用報告セミナーがあり、その動画が公開されました。
その際に新サービスの「レバラップ」が紹介されたのですが、視聴してちょっといいかもと思った内容について今回まとめてみました。
レバナスへの興味と不安が同居する理由
近年、ハイリターンを狙う投資商品として注目されている「iFreeレバレッジNASDAQ100(通常:レバナス、NASDAQ100のレバレッジ投資のこと)」。
SNSや投資家コミュニティでも話題になることが多く、「短期間で大きな利益が得られるかもしれない」と期待を抱いている方も少なくありません。
しかし一方で、下落局面のリスクが大きく、値動きの激しさに不安を感じる人も少なからず存在します。
たとえば、NASDAQ100はITやテクノロジー企業が大きなウェイトを占めており、特定のセクター偏重へのリスクを懸念する声が多く聞かれます。
そんな中、「分散投資でリスクを緩和しつつ、レバレッジのメリットを得たい」というニーズに応える形で登場したのが、レバラップという新しい投資の選択肢です。
本記事では、レバナスに抵抗がある理由を振り返りながら、このレバラップの具体的な仕組みや魅力、そして注意点などを詳しく紹介していきます。
レバナスへの抵抗ポイントを整理
ハイリターンが狙えると話題のレバナスですが、投資家が抱く「抵抗」や「不安」の背景にはどんなものがあるのでしょうか。
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NASDAQ100のセクター構成はITメガキャップが中心
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下落局面での値動きが激しい
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リバランスや運用判断を自力で行う必要がある
これらの理由から、「レバナスは魅力的だが、自分にはリスク管理が難しそう」「ハイテク集中は怖い」と感じる投資家が一定数いるのです。
レバラップとは?
レバラップは、株式・債券・REITなどの複数アセットを取り入れつつ、レバレッジ運用を行う新しいファンドラップサービスの一種です。
ポイントは、ロボアドやファンドラップのように“おまかせ”で資産を運用できるという点にあります。
- レバナビコース: 運用会社やAIが相場状況を分析し、レバレッジ倍率を動的に調整してくれる。景気やマーケットの動向に応じて“自動的”にリスクをコントロールする仕組み。
- レバチョイスコース: あらかじめ用意された複数のレバレッジ倍率から、自分の好みや許容範囲で選べる。たとえば1倍相当の安定型から、約3倍相当の積極型まで用意されていることが多い。
つまり、ハイテク株に集中しなくても、複数資産に分散しながら“レバレッジ効果”を享受できるのが大きな特徴です。
これにより、単一セクター集中リスクを避けつつも、リターンを高める余地を持たせることが可能になると期待されています。
レバナスと比較したときのレバラップのメリット
レバナスとレバラップには共通して“レバレッジで高リターンを狙う”という側面がありますが、それぞれの構造の違いに注目すると、以下のようなメリットが考えられます。
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分散効果で急落リスクをやや軽減
- レバナスはNASDAQ100(ITを中心とした成長株の比重が大きい)に集中しやすいですが、レバラップは株式だけでなく債券・リートなどにも投資します。
- 相場全体が下落しても、複数アセット間の値動きが完全にシンクロしない場合、単一セクター投資ほど急落リスクが高まりにくいのが強みです。
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おまかせ運用で細かいリバランスが不要
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リスク許容度に応じてコースを選べる
注意点&デメリット
もちろん、レバラップに万能の利点があるわけではなく、以下のような注意点・デメリットがあります。
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レバレッジ投資ゆえの変動幅の大きさ
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コストがやや高め
- 一般的なロボアドやファンドラップと同様、年間1~2%程度になる可能性があります。手数料の仕組みは手数料+信託報酬。※実質的な信託報酬の合計額は、3種類の投資対象ファンドの組み入れ状況によって変動しますが、その合計額はレバナビコース0.592~0.758%(年率/税込)/レバチョイスコース0.414~0.847%程度(年率/税込)の範囲内に収まります。
- 長期で高いリターンが得られれば十分カバーできるかもしれませんが、短期売買や小さな値幅を狙う投資スタイルには向かないでしょう。
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市場大幅下落時の損失リスクは残る
- 分散とはいえ、リーマンショック級の同時下落が起きれば株式も債券も不動産も下がることがあります。完全なリスク回避ではなく、“集中投資よりはリスクを抑えられる”というスタンスで考えておきましょう。
レバラップはどんな人に向いている?
- レバナスの高成長ポテンシャルに魅力を感じるものの、NASDAQ100への単一集中に抵抗がある人
- 日常的に相場をチェックしたり、売買のタイミングを細かく図ったりするのが難しい、あるいは手間をかけたくない投資家
- 長期で大きめのリスクを取る覚悟はあるが、少なくとも“資産を1つの指標に頼りきり”にはしたくない層
- ロボアド感覚でおまかせしつつ、レバレッジならではのリターンアップも追求したい人
こうしたニーズを持つ投資家にとって、レバラップはメリットが大きい選択肢になるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
レバラップは、分散投資の要素を兼ね備えており、ポートフォリオ比率を維持したままレバレッジの調整で運用していく点が特徴的であり、投資金額の調整だけでよいとう点が面白い投資商品です。
一方、レバナスは短期的な爆発力が期待できる一方、ハイテク偏重という性質からリスクも大きい投資なので、下落局面ではかなり含み損を抱えながらなすすべもなくじっと耐えるのみという投資商品です。
「魅力はあるけれど自分にはハードルが高いかも…」と感じる方は、複数資産に分散しながらレバレッジ運用を取り入れたレバラップを検討してみると良いでしょう。
分散によるリスク緩和とレバレッジによる高成長追求を一度に取り入れることができ、なおかつ“おまかせ運用”で手間が少ないのが大きなポイントです。
次のアクション
- リスク許容度・投資期間の確認: レバレッジ付き商品は常にハイリスクです。どの程度の下落に耐えられるか、何年スパンで運用できるかを再確認。
- レバラップのコースや運用会社の仕組みを比較: レバナビかレバチョイスか、手数料体系はどうなっているかなどを調べ、自分に合った選択肢を絞り込みましょう。
- テスト的に少額から始めてみる: いきなり多額を投入するのではなく、小さめの金額で運用感覚やボラティリティを体験しながら慣れていくのが安心です。
もし「レバナスは憧れるけれど、ハイテク集中が怖い……」という理由で投資を躊躇しているなら、ぜひ一度レバラップという“分散+レバレッジ”の新選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
自分に合ったコースを選択し、長期的な資産形成のチャンスを広げていきましょう。
参考資料
- SBIラップ レバレッジ運用 レバナビコース/レバチョイスコース:
https://go.sbisec.co.jp/prd/swrap/leverwrap_top.html
