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米国株48%でも守り重視!ROBOPRO最新リバランス戦略【2025年8月】

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1. 2025年8月末リバランスの全体像

1-1. 米国株比率48%への増加が示すもの

2025年8月末に行われたROBOPROのリバランス(=資産の配分を組み直すこと)で、米国株が48%まで増えました

前月の7月は39.6%だったので、ほぼ10ポイント近く増えた計算です。

数字だけ見ると「うわ、アメリカ株にめっちゃ強気じゃん!」って思いますよね。

実際、アメリカ株は世界の株式市場の中心で、景気や金利のニュースがあると真っ先に反応する存在です。

だからAIがここを厚くしたのは「まだアメリカ株には伸びしろがある」と見ている証拠。

でもここで大事なのは、「米国株を増やした=フルリスクで勝負」ってことじゃないんです。

ROBOPROのリバランスは、単に“どの資産を増やすか”じゃなく、“全体のバランスをどう最適化するか”を考えているんですよね。

だから「米国株の割合が増えた」ってニュースを見て「よし、アメリカ株一本勝負だ!」って思うのはちょっと危険。

AIはその裏で、ちゃんと守りの準備も進めていたんです。

1-2. 株式以外の資産シフト(金・ハイイールド債への注目)

じゃあ、その「守りの準備」って何かというと、株以外の資産の動きにヒントがあります。

まず目立つのは金(ゴールド)

前月の5.6%から、今回なんと15.3%まで増やしました

金は「安全資産」って呼ばれることが多くて、ドルが弱くなったり、インフレが心配なときに買われやすいんです。

つまりAIは「もし株が崩れたりドルが下がっても、金でカバーできるようにしよう」と考えたわけです。

次にハイイールド債券

これも6.7%から13.5%まで増えました。

「ハイイールド債」っていうのは、ちょっとリスクは高めだけど利息が大きい債券のこと。

株みたいなリターンを狙いつつ、株と違う動きをすることもあるので、ポートフォリオ(資産全体の組み合わせ)の幅を広げてくれる存在なんです。

一方で、米国債(安全性の高い債券)や不動産は減らされていました。

つまり今回は「米国株とハイイールドで積極的に利益を狙いながら、金で守る」という“攻めと守りの両立スタイル”になっていたわけです。

👉 こうして全体像を見ると、今回のリバランスは「米国株を増やしたから強気!」で終わる話じゃなくて、“攻めるけど守りも用意している”というのが本当の姿なんですよね。

2. 表向きは強気?実は慎重なAIの判断

2-1. 5月リバランスとの比較で見える違い

今回の8月末リバランスを見て、正直私は最初「米国株が48%?やっぱり強気なんだな」と思ったんです。

でもよく考えてみると、5月のリバランスと比べたときに面白いことに気づきました。

5月の時点では、米国株は50%と今とほぼ同じくらい高い割合でした。

でもその時は、先進国株や新興国株もそれぞれ20%超えと10%超えを占めていて、ポートフォリオ全体が「株式メイン」のリスクオン状態だったんです。

実際、その後アメリカ株は「トランプ関税ショック」からいち早く回復して高値更新。

結果的に5月はAIの強気判断がドンピシャに当たったわけです。

一方で今回(8月末)はどうかというと──
確かに米国株は増えましたが、先進国株と新興国株はほぼゼロまで減らされています。

そして安全資産とされる米国債も削っているのに、代わりに金とハイイールド債を厚めに組み入れている

つまり「株全体を強気にした5月」とは違って、8月は「米国株には期待しつつ、全体のリスクはしっかりコントロールする」構えに見えるんです。

2-2. 「攻めと守りの二正面作戦」とは

ここでキーワードになるのが、**「攻めと守りの二正面作戦」**です。

  • 攻め:米国株を48%まで増やし、さらにハイイールド債券を13.5%まで増やした。
     👉 金利低下や景気回復シナリオに乗っかる形。

  • 守り:金を大幅に増やして15.3%。
     👉 ドル安やインフレに備えるクッション役。

この両立がポイントなんです。

もし人間の投資家が「米国株が強い!」と聞いたら、全部株に寄せたくなるかもしれません。

でもそれだと下落時に大きなダメージを受けるリスクがある。

ROBOPROのAIはそこを避けるために、「株で攻めるけど、金で守る」という二正面作戦をとったわけです。

見た目には「米国株が強気」ですが、裏をのぞいてみると「ちゃんと慎重さも織り込んでいる」。このギャップがROBOPROのリバランスの面白いところなんですよね。

👉 つまり、5月の強気は「株一色で攻め切る!」、8月の強気は「米国株に賭けつつも守りを固める」。

同じ“米国株高比率”でも、背景にある意味はまったく違っていたというわけです。

3. なぜ金とハイイールド債なのか

3-1. 金比率を増やした背景(ドル安・インフレリスクヘッジ

今回のリバランスで私が特に気になったのは、金(ゴールド)の割合が大きく増えていたことです。

7月は5.6%だったのに、8月末には15.3%まで増えました。

3倍近い伸び方ですよね。

なぜ金をこんなに増やしたのか?

背景には「ドル安」と「インフレリスク」の2つがあると思います。

  • ドル安アメリカの金利が下がる見通しが強まると、ドルの魅力は落ちやすくなります。ドルから逃げたお金の一部は、金に流れ込むんです。

  • インフレリスク:物価が上がると現金の価値は目減りしますが、金はインフレ時に価値が落ちにくい資産として買われやすいんです。

つまり、AIは「米国株で利益を狙う」一方で、「もしドルが売られたり物価が上がっても大丈夫なように金を厚く持っておこう」と判断したんだと思います。

表面的には“強気の株投資”に見えても、その裏側ではリスクを抑える備えがしっかり入っているんですよね。

3-2. 米国債からハイイールド債への切り替え理由

もうひとつ大きな変化がありました。

米国債の割合を減らして、その分ハイイールド債を増やしたことです。

  • 米国債:14.5% → 2.8%(大幅に減少)

  • ハイイールド債:6.7% → 13.5%(2倍以上に増加)

米国債は「安全資産」の代表格で、値動きが安定している一方、利回り(もらえる利息)は低めです。

それに対してハイイールド債は「リスクが高い代わりに利回りが大きい」債券。

簡単にいうと、ちょっと危なっかしいけどリターンも大きいというタイプです。

では、なぜAIはわざわざ米国債を減らしてまでハイイールド債を増やしたのか?

ここには「金利低下の可能性」が関係していると思います。

もしアメリカが利下げに向かえば、リスク資産にお金が流れやすくなります。

そうなるとハイイールド債のような高利回りの資産が注目されやすい。

逆に米国債は「安全資産」だからこそ利下げ局面では妙味が薄れてしまうんです。

つまりAIは「守りは金で、利回りはハイイールドで」というふうに守りと攻めの役割を分けて配置し直したわけです。

これなら株が下がっても金が支えになりやすいし、景気が持ち直せばハイイールドで利回りも狙える。

まさに二正面作戦の一部ですね。

👉 金とハイイールド債の比率が増えたのは、単なる“好みの問題”ではなく、ドル安リスクや金利低下シナリオを織り込んだ結果

こうして背景を見ていくと、「ただの強気」ではなく「慎重にリスクを分散した強気」だったことが分かります。

4. 投資家が学ぶべきポイント

4-1. 強気一辺倒に見える数字の裏を読む習慣

リバランスの数字を見て、まず目に飛び込んでくるのは米国株48%という大きな割合ですよね。

ぱっと見だと「かなり強気に出てるな」と思ってしまいそうです。

でも、その裏側をよく見ていくと「金を増やして守りを固めている」「米国債を減らしてハイイールド債に振り分けている」といった工夫が隠れていました。

つまり、数字だけをパッと見て判断すると全体像を見誤ることがあるんですよね。

「米国株が増えた=強気」ではなく、「どの資産が減って、その分どこに回されたのか」をセットで見る習慣が大事なんだと改めて感じました。

これって投資家にとって、すごく実用的な視点だと思います。

表の数字に隠れた「AIの意図」を想像してみると、リバランスの見方が一段深くなるんです。

4-2. 不安定な相場でも長期で続けられる安心感

もうひとつ感じたのは、「不安定な相場でも長く続けられる仕組みになっている」という安心感です。

9月は相場が荒れやすいと言われていますし、実際に足元ではドル高や欧州発の金利上昇で不安要素がちらほら出ています。

もし自分で運用していたら「このまま米国株に突っ込んで大丈夫かな…」と不安で動けなくなるかもしれません。

でも、ROBOPROは米国株を厚めに持ちながらも、金やハイイールド債でリスクを分散していました。

これなら「攻めすぎて怖い」という気持ちを和らげてくれる。

つまり、下落に備えつつ上昇も狙う仕組みを自動で回してくれるからこそ、長期投資を続けやすいんですよね。

投資って一度の勝ち負けよりも、続けられるかどうかが一番大事。

今回のリバランスを見て、「この仕組みなら多少の波があっても持ち続けられる」と実感できたのは、大きな学びでした。

👉 ROBOPROのリバランスを毎月追いかけることは、単なる成績チェックじゃなくて「投資の考え方を学ぶ場」にもなると思います。

5. まとめ:ROBOPROは「強気+慎重」の両立型

5-1. 相場に振り回されない投資習慣をつくる

今回のリバランスでは米国株を大きく増やしつつも、金やハイイールド債を組み入れて守りも固めていました。

この姿勢から学べるのは、「強気か慎重か」どちらか一方に偏るのではなく、両方を同時に考える大切さです。

相場は毎月のように材料が変わり、不安になったり期待したりと気持ちが揺さぶられます。

けれども、ROBOPROのように冷静にリバランスを繰り返す仕組みを持てば、感情に振り回されることなく投資を続けられます。

長期投資を成功させる最大のポイントは「やめないこと」。

そのためには、安心して続けられる習慣を作ることが欠かせません。

5-2. 次回リバランスに注目すべきポイント

ROBOPROのリバランスは基本的に月1回(必要があれば臨時もあり)行われます。

つまり投資家にとっては、毎月のリバランスがAIの“景気予測”をのぞき見るチャンスなんです。

次回の9月末リバランスで注目したいのは:

  • 米国株の高い比率が維持されるのか、それとも調整されるのか

  • 金の比率がさらに増えるのか、それとも一時的な守りだったのか

  • 債券の中で米国債とハイイールド債のバランスがどう変化するのか

これらを追うことで「AIがどんな未来シナリオを意識しているのか」が見えてきます。

👉 ROBOPROは「強気と慎重を同時に実行する」スタイル。

このリバランスの動きを観察していくこと自体が、投資家にとって学びの場になるはずです。